久々の…塩釜便り【旧亀井邸】

こんにちは、web staff・uheです。7月になりましたね~。
去年はまだ震災から間もなくて、バタバタしていた時期でしたが、少しずつ落ち着きと取戻しつつある塩釜。街の中も、瓦礫が撤去され、少しずつですが壊れたままの歩道もなおってきました。

上の写真は港とは逆方向の場所ですが、有名なお寿司屋さんのすし哲さんがあるあたりです。本当はこの道路の両側はアーケードがかかっていて、お店が並んでいました。裏手には通称「ヤミ市」と呼ばれる市場があったりして、昔からの塩釜の街並みがあったんですが…津波の被害も大きく、アーケードも含めて撤去されてしまいました。今は復活した矢部園茶舗さんや、角の薬局さん、すし哲さん&しらはたさん、等数店舗が残るのみです。でも、みなさん復活されて頑張ってらっしゃいますよ~^^
住宅地も崩れかけた建物はその多くが取り壊しになってさら地が目立ってますが、新築された方もいて、それぞれが少しずつ元の塩釜を目指して頑張ってます^^

さて、今回は街中ではなく神社周辺のお話。
先日、GXCX6 Kaoriが北野天満宮に行ってきまして(詳しくは着物deカメラをご覧ください)夏越の大祓「茅の輪」をくぐってきたんですが、uheも塩釜神社に行ってくぐってまいりました。 生まれて初めてですf(^^;)

上の写真は志波彦神社前にあったものですが…くぐり方もちゃんと決まってるんですね~。 知りませんでしたf(^^;) 茅の輪もくぐったし、元気いっぱい夏を乗り切れそうですw

塩釜神社周辺の新緑も綺麗な時期ですし、皆様ぜひおいでくださいませ~m(_ _)m …ってここで終わっちゃイケないですね。 続いて旧亀井邸でございます。(長文ですのでご注意を)
神社から歩いて2,3分ってことですぐ近くの旧亀井邸とやらに行ってきたわけですが、uheはお初でした。

これは今の総合商社カメイ(株)の初代社長である亀井文平サンが大正13年に建てた建物で、洋館と和風の住宅が保存されているものです。洋館は昨年の震災で被害を受け今は見学出来ませんが、復旧した和風住宅の一部は公開しています。
玄関を入ると、そこはタイルが敷き詰めてあります。モダンな感じ♪
uhe祖母が子供のころの塩釜になりますが、uheが子供の頃まで残っていたものなんかもあって面白かったです。こうやってみると昔はどこまで海だったかよくわかります。
この運河、uheが子供の頃まで残ってましたね。手前のほうはもう道路になってましたが、丹六園さんの前あたりには確か橋があったような?ここも今は埋め立てられてすっかり道路になってしまいましたが…昔は、この運河を船が行き来して米や酒なんかを運んでいたようです。

ちょっと角度が違いますが、下の写真で船着き場になってるあたりがたぶん写真中央の茶色の建物があるあたり。母の話では、ここが市営汽船の乗り場だったんじゃないかと。
上の写真、ちょっとわかりにくいですが、茶色の建物の左横にはまだ海からの運河が残ってます。 この交差点を左曲がるとシェヌーさんがあるあたり、その先は海です。 右手の大きな建物が壱番館。もともと仙石線の塩釜駅があったところです。
なので、この付近を上からみるとこんな感じだったのかと…(下の写真)
上の写真(現在)の撮影したポイントは、ちょうどジオラマの道路の右端あたりから左に向かって撮ったイメージですね。

そうそう、ここ電車の線路が走ってますよね。左に行くとすぐ本塩釜駅だったのですが、まんなかあたりに踏切があるのわかりますか? まだあるんですよ~名残が♪ 下の写真がその名残。
まぁ、まさか昭和初期のものではないとしても(間に戦争もありましたしね…塩釜も空襲はうけてますから)uheの子供の頃にあった線路の名残なのだと思います。
ここも震災で津波が押し寄せた場所だったのでなくなってしまうのかなと思ってたんですが、すぐそばの建物が撤去されさら地になってもこれはまだ残ってます。サビだらけだけど…。

長くなってきたので、イッキに行きますよ~。
こちらは当時は「嫁泣かせ」とまで言われた松の木で出来た階段。 松で作るとかなり気合を入れて磨かないと松の素材的にダメなんだそーです。ピカピカにならないんですって。 なので、磨くのに嫁が泣くという意味なんだそうですが、亀井邸では女中さんがたくさんいたので嫁は泣かずにすんだとか。 それくらいの財力がないと作れなかったってことなんでしょうね。
こちらは、コウモリがモチーフの取っ手。ふすまの取っ手です。
現在の新日本石油(当時は日本石油)の三陸沿岸の代理販売店だった亀井商店。それゆえに日本石油の社章を取り入れて作られたようですね。
こんな素敵な場所が塩釜にあったなんて♪ 噂には聞いてましたが…もっと早く来ればよかった~(><)また、季節が変わった来てみよーと思います。 塩釜神社から3分程度ですので、皆様も塩釜に来られた際はお立ち寄りくださいませ。以上、uheの塩釜レポでした。
長々とuheのお喋りにお付き合いくださいまして、ありがとうございましたm(_ _)m明日からはまたGlass Craft 六根の作品をご紹介いたします♪
亀井邸
開館時間:10:00 ~ 16:00 (夏季開館時間)
休 館 日:毎週水曜・木曜
※ 水・木が祝日の場合は開館する場合もあります。
入 場 料:無 料
※ 震災の影響により、一部立入りを禁止している場所があります。
http://kameitei.da-te.jp/

これは今の総合商社カメイ(株)の初代社長である亀井文平サンが大正13年に建てた建物で、洋館と和風の住宅が保存されているものです。洋館は昨年の震災で被害を受け今は見学出来ませんが、復旧した和風住宅の一部は公開しています。

なんだか、神戸の異人館なんかを思い出します^^ 昔はこんなおうち、いっぱいありましたよね。

玄関を入ると、そこはタイルが敷き詰めてあります。モダンな感じ♪

なんと88年の歴史あるタイルだそーです。すごーい。

こちらは今限定の「夏障子」 風が抜けて気持ちがいい~♪

紙かと思いきや、竹なんでしょーか…細い竹串くらいの細さのものが組んで並んでます。

中では、昭和初期の塩釜のジオラマを展示中。
uhe祖母が子供のころの塩釜になりますが、uheが子供の頃まで残っていたものなんかもあって面白かったです。こうやってみると昔はどこまで海だったかよくわかります。

こちらは丹六園さんと太田味噌屋さん付近…運河が流れています。
この運河、uheが子供の頃まで残ってましたね。手前のほうはもう道路になってましたが、丹六園さんの前あたりには確か橋があったような?ここも今は埋め立てられてすっかり道路になってしまいましたが…昔は、この運河を船が行き来して米や酒なんかを運んでいたようです。

現在の様子。この道路が運河だったワケですね^^
クリックで拡大します↑
この写真の中央にある踏切…uheが小さなころはまだここに電車が走ってました。
この写真の中央にある踏切…uheが小さなころはまだここに電車が走ってました。
ちょうど今の45号線ですかね、この道路。

ちょっと角度が違いますが、下の写真で船着き場になってるあたりがたぶん写真中央の茶色の建物があるあたり。母の話では、ここが市営汽船の乗り場だったんじゃないかと。
上の写真、ちょっとわかりにくいですが、茶色の建物の左横にはまだ海からの運河が残ってます。 この交差点を左曲がるとシェヌーさんがあるあたり、その先は海です。 右手の大きな建物が壱番館。もともと仙石線の塩釜駅があったところです。
なので、この付近を上からみるとこんな感じだったのかと…(下の写真)
上の写真(現在)の撮影したポイントは、ちょうどジオラマの道路の右端あたりから左に向かって撮ったイメージですね。

そうそう、ここ電車の線路が走ってますよね。左に行くとすぐ本塩釜駅だったのですが、まんなかあたりに踏切があるのわかりますか? まだあるんですよ~名残が♪ 下の写真がその名残。

まぁ、まさか昭和初期のものではないとしても(間に戦争もありましたしね…塩釜も空襲はうけてますから)uheの子供の頃にあった線路の名残なのだと思います。
ここも震災で津波が押し寄せた場所だったのでなくなってしまうのかなと思ってたんですが、すぐそばの建物が撤去されさら地になってもこれはまだ残ってます。サビだらけだけど…。

さて、亀井邸の中では、震災の記録を展示中。
あの3.11の日の塩釜の様子がたくさんの写真で語られています。

長くなってきたので、イッキに行きますよ~。
こちらは当時は「嫁泣かせ」とまで言われた松の木で出来た階段。 松で作るとかなり気合を入れて磨かないと松の素材的にダメなんだそーです。ピカピカにならないんですって。 なので、磨くのに嫁が泣くという意味なんだそうですが、亀井邸では女中さんがたくさんいたので嫁は泣かずにすんだとか。 それくらいの財力がないと作れなかったってことなんでしょうね。

こちらは、コウモリがモチーフの取っ手。ふすまの取っ手です。

現在の新日本石油(当時は日本石油)の三陸沿岸の代理販売店だった亀井商店。それゆえに日本石油の社章を取り入れて作られたようですね。

こちらは二階廊下。 ガラスは当時の物なので、歪みがあったりする貴重なもの。
書院造の二階の部屋は障子も凝ったつくりになっています。
これは当時の工法で作られた「砂磨りガラス」 今でいうサンドブラストでしょーか。

書院造の二階の部屋は障子も凝ったつくりになっています。

これは当時の工法で作られた「砂磨りガラス」 今でいうサンドブラストでしょーか。

大きな窓が開放的な空間を作っています。よく壊れなかったな~と思います。あんなに揺れたのに。(洋館は3.11ではなく4.7の余震で壊れたらしいです。確かに余震のほうが揺れがひどかったもの…)

二階からの眺め。
こんな素敵な場所が塩釜にあったなんて♪ 噂には聞いてましたが…もっと早く来ればよかった~(><)また、季節が変わった来てみよーと思います。 塩釜神社から3分程度ですので、皆様も塩釜に来られた際はお立ち寄りくださいませ。以上、uheの塩釜レポでした。
長々とuheのお喋りにお付き合いくださいまして、ありがとうございましたm(_ _)m明日からはまたGlass Craft 六根の作品をご紹介いたします♪
亀井邸
開館時間:10:00 ~ 16:00 (夏季開館時間)
休 館 日:毎週水曜・木曜
※ 水・木が祝日の場合は開館する場合もあります。
入 場 料:無 料
※ 震災の影響により、一部立入りを禁止している場所があります。
http://kameitei.da-te.jp/
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今、初めて知りました・・・
私も神社までは何回も行ってるのに
もったいないことしてました
夏に里帰りできたら行ってみたいなぁ♪
案内してね~